飲食業の開業融資で超えるべき5つのハードル(スタート編)

信用保証協会

6割の人が創業融資の申し込み前に失敗している?

はたして、創業融資は「簡単なのか?」それとも「難しいのか?」

よく、創業融資を受けた方の話として
「すごく簡単だった。」とか「誰でも借りられるレベル」
などといった書き込みがされているのを見たことがありませんか?

でも、それとは逆に「創業融資で希望額を得られるのは4割くらい」という意見もあります。
これを逆に言えば、約6割の方が融資に失敗しているということになります。

この割合が正しいかどうかは別として、では、どちらの意見が正しいのかといえば
「どちらも正解」
ということになります。

これはどういうことかといえば、創業融資はキチンと要件を満たし、適正な事業計画書を作り、実力に相当した妥当な金額を申し込んだなら、ほぼすべての方が希望額もしくはそれに近い額融資を受けられるからです。

にもかかわらず、半分以上の方が失敗、もしくは希望額以下の融資しか得られないのは、満額を得るために必要なハードルを越えられていないということに大半の理由があります。

6割の人が融資に失敗する原因とは?


でなぜこんなにも多くの方が創業融資に失敗するのでしょうか?

それは「事前の情報と対策不足」が原因です。

創業融資で成功するためのポイントというと、多くの方がすぐに「事業計画書の出来ばえ」とか、」「面談の成否」とかを思い浮かべると思います。

もちろん、それらも重要なことではあるのですが、創業融資を成功させるためには、実はそれ以前にもっと気をつけなければならないことがあるのです。

そして、多くの方がこのことをおろそかにしたがために、失敗しているというのが現実です。

つまり、事業計画書や面談以前の段階で、すでに超えるべきハードルにつまづいているわけなのです。

開業融資で乗り越えなければならない5つのハードルとは?

絶対、見逃せない!融資申込み前の5つの対策

ではそのはじめに越えなければならないハードルとは何か?
それは、次の5つとなります。

➀ 自己資金・・・必要なだけの自己資金はあるか?、その内容に問題はないか?
➁ 事業経験の有無・・・どの程度の事業経験があるか?、その経験の中身は?
③ 売上げの根拠・・・売り上げが上がることを証明できるか?、それをどうやってするのか?
④ 税金やローン等の支払いの履歴・・・税金やローンの支払いに遅れや飛ばしはないか?
➄ 信用情報の状況・・・信用情報に問題はないか?

この5つのハードルに対してシッカリした対策をしていなければ、希望額の融資どころではなく、逆に高い確率で失敗することになってしまいます。

けれど、これらのことは融資申し込みの条件には書かれていませんし、金融機関の人間も教えてくれません。

なので、多くの方は、「事業計画書さえうまく作れれば大丈夫だろう。」とか「面談さえ失敗しなければ何とかなる。」と考え、後になって「そんなこと知らなかった」ということになりがちです。

ベテラン先生の失敗のそのワケは?

このことで思い出すのが、同僚の行政書士の先生の失敗です。

その先生はそれまで許認可業務を専門にしてきただけあって、事業計画を作ったりするのはお手のものでした。
また、創業計画の中身もしっかりしたもので、自分が見た限りでも、特に問題はないものでした。

しかし、結果はというと「融資否決」。つまり1円も融資がおりなかったのです。

その原因はというと、まさにこのハードルの1つにありました。

その先生は、何か月か前にうっかり通帳に入金するのを忘れて、「住宅ローンの引き落としが間にあわない」という月が1回だけありました。

金融機関の人間も言っていたそうですが、他には何の問題もなく本当にそれだけが原因だったそうです。

その先生は通常の事業計画書をつくったことはあっても、融資の申し込みは初めてで、このような「隠れ要素」があることを知らなかったわけです。

これをご覧の方の中には、「まさか!それだけで!」と思われる方もいるとは思いますが、これは融資の世界ではかなり当たり前のことです。

このようにたとえ事業計画書がうまく作れたとしても、この初めのハードルをクリアーできなければ融資はおりないという厳しい現実があります。

なので、これから創業融資の申し込みをする方は、まずは自分がそのハードルに躓いていないかを確認することが、最初のスタートとなります。

次回からはこの5つのハードルについて、1つずつ解説していきたいと思います。

→ 「創業融資申し込み前の5つのハードル(自己資金編)」に続く

 

 


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