みんな間違っている!士業の集客ブログ記事の書き方とは?

士業の中でブログの運営をされている方は多いですが、「なかなかサイトを見てもらえない」、「集客に繋がらない」というお悩みを持つ方は少なくないようです。

でも、そんなあなたはひょっとして
「自分のブログの作り方には問題はないはず」
「記事を作り続ければ、きっと上位表示される」
などと考えてはいないでしょうか?

だとすると、その勘違いこそがあなたのブログが集客できない原因かもしれません。

ここでは、士業がブログ集客をするための最低限の基本と、士業ならではのブログを使った集客方法を募集します。

ブログ集客は売れるキーワードの選択が大原則

書きたいことを書いているのが失敗の原因

ブログを運営している士業の方に伺います。
あなたはブログを作る時に どんなことから始めているでしょうか?

たぶん、多くの方が「自分が書きやすいテーマを選んで記事を書いている」のではないかと思います。

しかしこれが、「ブログで集客ができない最も大きな原因」といえます。

なぜなら記事は「書きたいことを書くのではなく、ブログわ読む人が知りたいことを書く」のが大原則だからです。

 

もし、あなたがブログで集客を考えていないのならば、書きたいことを書くということでもまったく構いません。けれど、少しでも「集客したい」というのであれば、この習慣はすぐにでも辞めるべきです。 

例えば A というキーワードがあった場合に、その月間検索数が10しかなければ、そのキーワードで一位をとったとしても、集められるアクセスはその半分の5がいいところです。

しかし、月間検索数が300のキーワードで1位を取れば、その半分の150くらいのアクセスを集めることが可能となります。

このように、はじめからアクセスの見込めないキーワードで記事を書いても、これで集客をすることはほぼできないわけです。

 

けれど、ブログを書いている方の多くが、この失敗をしています。

私も以前はこのことを知らずに記事を書き続けて、少しも集客できない記事を量産するということをしてしまいました。

後からそのことに気づいても、一度作ってしまった記事は、リライトするだけでも結構な手間がかかります。

なので、これからブログで記事を書くという士業の方は、
「キーワードを選んで記事を書く」
ということを実践するようにしてください。

どうやって集客キーワードを探すのか?

では、どうやって集客できるキーワードを探すのか?
これは無料ツールを使って簡単に見つけることができます。

主な手順としては次のとおりとなります。

アクセスを集める記事の作り方

① まずは、自分の気になるキーワードを10~20ぐらい選ぶ。
② このキーワードを Google の「キーワードプランナー」を使い、月間検索ボリュームを調査する。
➂ この中から、月間検索件数の多いキーワードをピックアップする。
目安としては300~1,000程度のもの
④ ピックアップしたキーワードを無料ツールの「ラッコキーワード」に 貼り付ける
➄ するとそのキーワードに関連したキーワードが表示されるので、これらをすべてコピーして再度、キーワードプランナーに貼りつける。
⑥ さらにこの中から、月間検索件数が多いキーワードをピックアップする。
➆ 抽出したキーワードをタイトルに入れて、記事を作る。


なおキーワードプランナーは、お金も払って広告の出稿していない場合には「10~100」や「1,000~10,000」といった、かなり大雑把な数しか表示されません。そのため、もし、
端数まで正確な数字を知りたい場合には、多少のお金を使って広告の出稿をする必要があります。

ただしこれがめんどくさいという方については、無料で使える「 サジェストキーワード」というツールもあるので、こちらを使ってもよいでしょう。

キーワードを選んだ後の記事の書き方については、後段部分で詳しくご説明します。

読みやすい記事の作り方とは?

自分の記事を最後まで読んでもらうために必要なのが、「読みやすさ」です。

読んでいて違和感を感じる、だんだん読むのが辛くなってくるという文章では、早々にページを閉じられてしまいます。一般的に読みやすい文章にするためには、次のことを守って記事を書けばよいとされています。

読みやすい文章にするコツ

● いきなり文章を書かない
● 長い文章にしない
● ひらがな7割を目指す
● 決まった文章の型を使う

 

いきなり文章を書かない

いきなり、読みやすく理路整然とした文章を書くことは、プロであってもなかなかできません。

そのため、わかりやすい文章を書くためにまずすべきなのが
「書くべきことの構成を先に段落ごとに決めておく」
ということです。

いきなり文章を書き出してしまうと、必ずといってよいほど内容が重複したり、前後で意味の通らない箇所が生じたりします。

そのため、この作業を先にしておかないと、でき上がった文章について、後から大幅な手直しや段落単位の入れ替えなどが必要となってしまいます。

なので、記事を書くときにはいきなり書くのではなく、「書くべき項目を先に決め、それに沿った内容で書く」ということをまずは行ってください。

長い文章にしない

士業の方の文章によくある特徴が、「一文が長い」ということです。

一般的には3行を超えると、読むのが辛くなってくるといわれています。
また、文章が長くなるほど主語と述語との関係がわかりにくくなり、後半を読んでいる時には前半で何をいっていたのかを忘れがちとなります。

これを防ぐには、一つの文章は1行から2行程度までにとどめ、読むリズムをテンポよくすると理解がしやすくなります。

ひらがな7割を目指す

士業の方(特に男性)には、「漢字を多用する方が多い」傾向があります。

もちろん必要な部分で漢字を使うのはよいのですが、全体的に漢字の割合が多いと、文章をひとつの塊としてみた時に黒い部分が多くなり、直感的に「読むのが面倒くさそう」というイメージをあたえます。

一般的には、ひらがなの割合が7割程度が読みやすいとされているので、漢字を多用せずひらがなとのバランスを考えた文章を心がけましょう 。

決まった文章の型を使う

ブログを書く方の中に多いのが「どのように書き進めたらよいのかがわからない」という悩みです。

書きたいテーマは決まっているのに、何をどんな順番で書けばいいのかまとまらず、記事を書き出せない、途中で止まってしまうということが結構あります。

しかしそれは、何をどんな順番で書くのかというルールを決めていないからであり、このルールが書くたびに変わってしまうと、安定して書き続けるのが難しくなります。

こんな時に便利なのが、「定型の文章の型」を使うという方法です。

この文章の型にはいくつものパターンがありますが、現在、最も多く使われているのがPREP法という型です。

このPREP法については、後段で詳しく説明しますが、このような文章の型を使うと「何から書きはじめるべきか?」、「次に何を書くのか?」といった悩みがなくなります。

そのため、文章の構成をまとめやすくなるだけでなく、一定の流れで書くことができるのでおすすめです。

すぐに文章が書けるPREP法の記事作成とは?

「PREP法」とは、読みやすい文章を書くための型の一つで、次のような構成となっています。

● 主張すべきことの要点(POINT)
● その理由(RESON)
● 主張についての例題(EXAMPLE)
● 改めての主張(POINT) 

 

これを使った簡単な例としては、次のようなものとなります

主張:私は猫よりも犬が好きだ。

理由:なぜなら犬は一緒に外で遊べるから。

例:犬とならば公園を散歩したりできるが、猫ではそうはいかない。

再主張:だから、私は猫よりも犬が好きなのだ。

PREP法は記事の書き出しに便利なだけでなく、最近ではPREP法で書かれた記事は検索システムにも 評価されており、 SEO 的にも有利とされています。

また、この方法を使うと、次のような記事構成を作ることができます。

タイトル
大見出し
小見出し1
・主張の要点
・その理由

・例題

・再主張

小見出し2
・主張の要点
・その理由
・例題
・再主張
大見出し
小見出し1(以下同じ)

主張~再主張を見出しごとに繰り返していく方法なので、これを積み上げることにより、統一の取れた論理的な文章を作ることができます。

最低限のSEO の原則を抑える

ブログ記事アクセスを集めるためには、読みやすさだけではなく、最低限の SEO に関する知識も必要となります。

 SEO に関する対策は無数にあり、その効果についてもこれが絶対といえるものが多くはありません。
なぜなら、Googleが評価基準を公開していないからです。

しかし、対策の中でも最低限やっておいた方がよいということがいくつかあります。

なので、はじめのうちはあまり SEO 対策を意識しすぎる必要はありませんが、以下で説明する基本的なことだけでもしておけば、それだけでも上位表示を狙える可能性があります。

SEO とは?

 SEO とは、「search engine optimization」の略で、通常は「上位表示されるための検索対策」を意味します。

検索をするロボット(特に Google ボット)は、特定のアルゴリズムにもとづいて検索順位を決めていますが そのアルゴリズムに評価されるための対策が SEO となります。

Google が評価する記事の基準とは?

Google が検索順位を決めるアルゴリズムには数百の種類があるとされ、そのすべてを実践することはできませんし、その必要もありません。

検索対策で重要なのは、Googleの基本的な考えを知り、それに沿った対策を行うということです。

Google の公式見解によれば、記事の評価を高めるためには以下の3点が必須とされています。

● ユーザーの役に立つ情報であり、その内容が適量であること
● 高品質で信頼性の高い情報であること
● 利用者にとって使いやすいもの(ユーザビリティ)であること

そのため、現在では、低品質なコピー・リライト・まとめ記事などは排除される方向にあります。

 

しかしこれだけではあまりに抽象的な内容で具体性がわかりません。そこで多くの方の経験則上から、現時点では次のような記事がGoogle に評価されやすいと考えられています。

◎ ユーザーの求める情報にシッカリと応えた内容であること
◎ 記事の内容がオリジナルのものであること
◎ 権威性や専門性が高い内容であること
◎ スマートフォンなどでもストレスなく使えるものであること

つまり、記事を作るときにはこの4つのポイントを常に考え、表現することでより上位に表示されやすくなるということになります。

士業にしかできない、ブログ集客法とは?

以上のことを考えた場合に、士業の方がブログを作る上での強みとなる部分は何かといえば、それは「権威性や専門性が高い」ということです。

士業の方がその専門分野について発信する情報は、一般の方が発信するものより質が高く、信頼性が大きいと評価されやすいです。そのため、この部分にフォーカスして記事を作成することが、士業ならではの戦略として効果的だといえます。

資格を活かして権威・専門性を アピール(権威・専門性への対策)

士業の方は、それぞれの分野に応じた国家資格を持っています。国家資格はいうまでもなく国が認めた資格であり、またこれを保有する方の能力や技術力を保証するものとなります。

そのためブログ記事を作成する場合でも、資格保有者が自分の専門分野についてかいた記事は、 Google からも専門性や権威性が高いものと認識されます。

しかし、その際に注意しなければならないのは、せっかく国家資格があっても その記事を読んだ人にそれがわかる書き方となっているかという点です。

 Google では、Google ボットを使って記事の内容を文章として捉え、評価しています。なので、資格を持っていてもそれが文章で表示されていなかったり、その記事とは関係ない部分(例えばプロフィール欄)にしか表示されていない場合には、評価の対象とならない可能性があります。

したがって、士業の方が記事を作るときには、記事の目立つところに「どういう資格を持った人間が書いているのか」がわかるように表示すれば、 Google だけでなく記事を読んでいる方に対しても専門性や権威性を伝えやすくなります。

経験談を使ってオリジナル性をアピール(オリジナリティへの体躯)

次に士業の方がしやすい対策としてあげられるのが、「業務の中での体験談を記事にする」ということです。

最近では、新しい記事を作る場合に上位表示されている他の記事を参考にして書くということがよく行われています。そのため記事の内容が一般的なものの場合、 そう内容をマネされてしまう可能性があります。

しかし、それが個人的な経験であれば、その内容を真似することが難しくなるだけでなく、オリジナリティのある記事として Google にも評価されます。

したがって、たとえ専門的な内容の記事を書く場合であっても、できるだけ自分の体験や経験にもとづいた内容とすることにより、他との差別化を図ることができます。

 WordPress を使ってスマートフォン対応をする(ユーザビリティへの対策)

以前は WEBサイト をPCで閲覧するのが普通でしたが、最近ではスマートフォンを使って閲覧する人が大部分を占めています。記事の内容にもよりますが、7~8割の人はスマートフォンを使って記事を閲覧しているといわれています。

しかし普通に作ったウェブサイトでは、スマートフォンの表示に対応していない場合があり、そのようなサイトでは、文字や表示の崩れなど起こしてしまいます。

そのため、現在、スマートフォンの利用者に読まれる記事を作るためには、それに対応したサイトを作ることが常識となっています。

これに自動的に対応しているのが「Word Press」で 作るサイトです。

また、それだけでなく「Word Press」で作られた記事は、ユーザビリティを満たすものとしてSEO上の効果も高くなるため、できる限り Word Pressで記事を作ることを強くお勧めします。

レポートによる集客の相乗効果をあげる(集客への対策)

士業の方の集客に特にオススメなのが、「記事に連動して無料レポートを作成する」という方法です。

最近では YouTube による集客が流行っていますが、この方法で集客をするためには
・ 自分の動画を見つけてもらって視聴してもらう
・ 読者登録をしてもらうまたは、指定する URL へ飛んでもらう
・  LINE ID やメールアドレスを入力してもらう
・ アドレス等に情報発信をし、集客をする
という何段階もの手間がかかります。

また、動画の数も数本程度ではほぼ効果がないため、本格的な集客をするにはかなりの数の動画を作成しなければなりません。そのため、多くの労力や時間、費用が必要となります。

それに対し、ブログ+レポートによる集客の場合には
・ 記事の上位検索により、そこから自分のブログへ誘導する
・ レポート請求をしてもらい、アドレスなどを入手する
・ アドレス等に情報発信をし、集客をする
という少ない手間で集客をすることができます。

また、この方法による集客には、ほとんど費用がかからず、 レポートをストックすることにより様々な層に対してアピールできるという強みがあります。さらに、記事の内容とマッチしたレポートを提供するため、ユーザーの興味をさらに掘り起こすという役目も期待できます。

このように「レポート+ブログ」の集客には、興味のあるユーザーをピンポイントで獲得できるため、ブログを作っている士業の方にはお勧めです。

まとめ

以上、士業の方がブログで集客するためのポイントについてご説明しましたが、その中でも特に重要なのは次の3点です。

● 自分が書きたいことではなく、読者が知りたいことについて記事を書く。
   ※ 需要のあるキーワードの検索には、ツールなどを使う。
● 基本的な 記事の書き方のルールとSEO の対策を行う。
● 士業ならではの専門性や権威性を強く PR する。
  また具体的な集客手段として、レポートを活用する。

士業の方には、一般の方にはできない資格や専門性といった強みがあります。

したがって、基本的な対策のポイントを押さえた上で、最大限にこの強みを活かした記事を作るということが、士業に最も適した戦略といえます。 

119番資金調達NETでは、記事作成の代行、上位表示の可能性の高いキーワードの選定、SEO対策などにつき、直接、その方の状況にあわせてアドバイスしています。
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プロフィール
融資コンサル
引地 修一

119番資金調達NETの代表引地です。
創業者・中小企業経営者の方向けに、 融資の申込みや事業計画書の作成計画・経営の改善などのサポートをしています。これらに関するご質問であればたぶん90%くらいの確率で、回答できると思いますので、お気軽にご相談ください。

【主な経歴】
・2005年Ichigo(一期)行政書士事務所を開設。
・2008 「確実に公的創業融資を引き出す本」を出版。※6刷増刷中
・2008 ドリームゲート「資金調達部門」最優秀アドバイザーを受賞
・2011 「銀行格付けアップ術」出版
・2014 「飲食開業のための公的融資獲得完全マニュアル」
・2021現在、累計相談者数2,000人を突破。

【持っている資格】
行政書士、宅地建物取引主任、事業再生アドバイザー、品川区武蔵小山創業支援センター公認アドバイザー

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