セーフティネット制度とは?

皆さん、セーフティネット融資という制度をご存知でしょうか?

これは、ひとことで言ってしまうと
「 経営状態は良くないけど、借りられる可能性が高くなる 」
という資金繰りに困っている企業にとっては頼もしい制度です。

この制度は、そもそも「業況の悪化」や「取引先等の破綻」あるいは「取引金融機関
の破綻」などにより、経営が困難となっている中小企業について、信用保証協会が特
別枠の保証を行なって融資を受けやすくしようという目的で始められました。

このセーフティネット融資を利用するためには、
 ① 一定の要件に該当すること
 ② 業況が悪化を理由とする場合には、政府の指定する業種に該当すること
という、2つの要件を満たす必要があります。

このセーフティネット融資を利用するためには、法律で定める以下の1号~8号の理由
のいずれかに該当することが必要となります。

 1号:連鎖倒産防止 (平成30年10月17日更新)
 2号:取引先企業のリストラ等の事業活動の制限 (平成30年6月29日更新)
 3号:突発的災害(事故等)
 4号:突発的災害(自然災害等) (平成30年12月19日更新)
 5号:業況の悪化している業種(全国的) (平成30年12月20日更新)
 6号:取引金融機関の破綻
 7号:金融機関の経営の相当程度の合理化に伴う金融取引の調整
 8号:金融機関の整理回収機構に対する貸付債権の譲渡

ここでは、特に需要が多く、かつ利用のしやすい「業況の悪化している業種」の要件
(5号保証)について、くわしく説明します。

 


セーフティネット5号保証について

セーフティネット5号保証の要件

セーフティネット5号保証とは、「一定以上業況の悪化している業種に属する中小企
業者を支援するための措置」となります。

起用を受けるためには以下の両方の要件を満たす必要があります。

1.「業種の悪化している業種」であること。
 セーフティネット(5号)保証を受けるためには、まずは、業況が悪化していると
 して、
政府の指定をする業種に該当していることが必要となります。

 セーフティネット指定業種(平成31年1月1日~平成31年3月31日)
 http://www.chusho.meti.go.jp/kinyu/2018/1812205gou.pdf

2.以下の条件のいずれかに該当することについて、「事業所の所在地を管轄する市
  
村長又は特別区長の認定」を受けること

 イ ) 最近3か月間の売上高等が前年同期比で5%以上減少している中小企業者。
 ロ ) 製品等原価のうち20%を占める原油等の仕入価格が20%以上上昇している
    にもかからず製品等価格に転嫁できていない中小企業者。


認定取得によるメリット

以上の要件を満たせる場合には、次の特典を受けることができます。 

〇 保証限度額の上乗せ
  一般保証とは別枠で、無担保保証8千万円、最大で2億8千万円の保証を受ける
  ことが可能となります。

  ※ セーフティネット利用時の保証枠
    【一般保証の保証枠】             【セーフティネット保証枠】
     普通保証       2億円以内          左記と同額
     無担保融資      8,000万円以内  +     左記と同額
     無担保無保証人融資  1,250万円以内        左記と同額
  つまり、セーフティネット保証の認定を受けた場合には、最大、通常の保証枠の
  2倍の枠を
利用できることになります。


ただし、認定の取得にあたって注意しなければならないのは
「 認定の取得 = 保証OK」
ではないということです。

確かに、認定を取得すれば保証枠は拡大されるのですが、それはあくまで利用可能枠
が拡大
されるということであって、誰もがその枠分だけの融資が受けられるわけでは
ありません。

特別枠があったとしても、融資の審査ではその方の実力に応じた融資しかませんので
認定を取得しても、融資が否決されることは普通にあることに注意が必要です。

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