創業融資の出やすい業種は?(便利屋)

信用保証協会

「便利屋」は、家事の手伝いや修理などといった、日常の生活の中で起きる困りごとを解決するサービスです。

買い物、部屋の掃除や洗濯、ゴミ出しなどといった家事全般の他、チケットの取得、墓参り・掃除、高齢者の見守りなど幅広くサポートしています。

そこで今回は、便利屋で開業する方のために、業務の内容、必要な資格、かかる費用、融資の可能性について詳しく解説いたします。

業界の概要

ニーズの変化と広がる業務の幅

以前の「便利屋」では、その業務内容は引っ越し、片付け、草むしりなどと決まったものが多かったのですが、最近では、パソコンの設定や修理、ペットの散歩、ゴミ屋敷のようにニーズの変化に伴って多岐・多様なものとなっています

また、利用者側としても、プロに任せられる、時間の節約になる、自分でするより安くできるなどの理由から近年需要が増加しています。

大まかな業務の分類

便利屋の業務は、主に買い物代行や運送のサポートといった「作業系」のものと、不用品の回収などを中心とした「処分系」の業務に大別されます。

以前は、不用品処分やリサイクルの需要の高まりにより、処分系の業務が多かったのですが、最近ではコロナの影響によって作業系の案件が増えつつあります。

しかし、その反面、処分系の業務をする場合には
 ・ 不用品の引取り、販売には古物商の免許が必要となること
 ・ 一定の大きさの保管場所が必要となること
 ・ 車両の準備が欠かせないこと
開業のハードルが高くなり、また、設備投資の額も大きくなりやすくなります。

また、行う業務の内容にもよりますが、資材・備品置き場や作業場として、一定のスペースが必要となるためこれを見越した準備が必要となります。

業務は、作業系と処分系に分かれるんだね。

でも、処分系はハードルも高くなるので注意!

必要な資格

便利屋の業務そのものについては、特定の資格は必要ありませんが、以下のような行為を行う場合には関連した資格が必要となります。

【必要な資格の例】

資格名作業の内容
古物商不用品の買取や販売を行う場合に必要
一般廃棄物収集運搬業家庭や事業所から出る一般廃棄物の収集を行う場合に必要
産業廃棄物収運搬業者事務所や工場から出る産業廃棄物を取り扱う場合に必要
電気工事士家庭内での配線や電気工事を行う場合に必要
給水装置工事主任技術者
排水設備工事責任技術者
キッチンやトイレなどの給水や排水の水漏れ、排水に関する工事をする場合に必要

上記以外にも業務の内容によって、害虫駆除実施届、探偵業業届などが必要となる場合があります。

開業費の見積もり

個人開業での便利屋での一般的な開業コストのモデルとしては以下のようになります。
※ 家賃25万円、従業員2人雇用の場合

【必要な資格の例】

資格名作業の内容
保証金(6ヶ月分) 150万円(25万円/月×6ヶ月)
礼金、仲介手数料 50万円(礼金25万円、仲介手数料25万円)
車両費(中古2台) 120万円(60万円×2台)
内外装費 200万円 ※看板代含む
備品類   70万円 ※業務用工具を含む
宣伝広告費 ★     60万円(HP作成30万円、チラシ代他30万円)
水道光熱・燃料費他 ★   30万円 ※通信費含む
人件費(2人雇用)★   50万円(25万円/月×2人)
雑費   10万円 ※資材費を含む
その他運転資金   450万円(★の3ヶ月分)
合  計1,190万円

かかる費用は地域や状況で異なりますが、設備についてはできるだけ中古を利用するなどによりコストを下げられるのと同時に、金融機関からも好意的に受け止められます。
参 考 【新創業融資制度】の正しい使い方。すべての項目を完全解説!

中古を利用すれば設備費が抑えられます。

融資のポイント

便利屋は需要が増えている業務であり、「ある程度軌道に乗れば安定した収益が見こめる」、「比較的粗利が高い」、「成長性が見込める」といった点から、金融機関からも好意的に受け止められやすい事業です。

とはいえ、廃業する方も多いことから、シッカリしたビジネスモデルを提示できることが必要です。

一般的には、次の2点が最大の問題となるのでこの点について、いかに、対策ができるということが事業計画書のポイントとなります。

◆ 競合先との差別化をどう図るか?
◆ 集客をどうやって行うか?

具体的には、前者については、オリジナリティのあるプランを提示することができるかどうかがポイントです。
たとえば、営業については独自に行うよりも、運送会社や産廃業者などとタイアップなどをするなどの方が、効率的かつ継続した業務の発生が見込めます。

後者については、プランを達成するためにかかるコストや、それにより見込まれる効果といったデータを中心とした説明を行えば、金融機関の理解を得やすいものとなります。
参 考 事業計画書の成功実例を完全公開!(公庫版)

融資のでやすさ

融資の出やすさ
70 / 100~80/100   ※最高を100とした場合

このように便利屋の開業は、その規模によっては初期費用が高額となります。

なので、日本政策金融公庫だけの融資だけでは資金が不足する場合もありますが、そんなときは制度融資(信用保証協会付融資)をあわせて利用することにより解決することができます。
こちらについては、こちらの記事をご参照ください。
参 考 日本政策金融公庫  融資の成功率と獲得額を上げるには?

119番資金調達NETでは、随時、無料相談で事業計画書の作成や同時申し込みの場合のご相談をお受けいたしております。また、ご依頼時の費用は完全成功報酬(4%-税別)となっていますので、お気軽にご相談ください。

 

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プロフィール
融資コンサル
引地 修一

119番資金調達NETの引地です。

創業者・中小企業経営者の方向けに、
● 融資の申込みの計画・申請、
● 事業計画書の作成、金融機関との交渉
● 契約・許認可手続き、経営の再建
などの「中小企業のお金と経営」をサポートしています。

特に、融資関係については、すぐに問題解決の提案をする「即効提案」がお客様から好評をいただいています。

【経歴】
2005年に金融・経営を専門とするIchigo(一期)行政書士事務所を開設。
2008に業界初の融資ノウハウをまとめた「確実に公的創業融資を引き出す本」を出版。異例の6刷増刷を達成。※現在も継続中。

コンサルティングでは、2020現在、累計相談者数2,000人を突破。6億2,000万円の資金調達額を達成中。
2008年に創業者支援団体ドリームゲートにて「資金調達部門」最優秀アドバイザーを受賞

【資 格】
行政書士、宅地建物取引主任、事業再生アドバイザー、品川区武蔵小山創業支援センター公認アドバイザー

【出版実績】
2008.12 「確実に公的創業融資を引き出す本」(TAC出版)を出版
     アマゾンレビュー評価4.2
2011.08 「銀行格付けアップ術」
2014.07 「飲食開業のための公的融資獲得完全マニュアル」

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