創業融資ステップメールセミナー№1

こんにちは、資金調達コンサルタントの引地です。

この講座はこれから創業融資を受けたいと考えているものの

「 どうしても融資が欲しいけど、何をすればよいかわからない 」
「 本当に自分でも融資が下りるのだろうか? 」

というお悩みをお持ちのはじめて融資を受ける方のためにお送りする融
資ノウハウの暴露セミナー(笑)です。

いつもは有料相談でしかお話しない内容ばかりですので、
「 これから創業融資の申し込みをする 」
という方だけでなく、
「 いつか、近いうちに独立するぞ! 」
とお考えの方にも絶対役立つ内容となっていると思います。

このセミナーは全6回の予定でお送りいたしますが、毎回きっとあなた
の知らないことをお届けできると信じています。

さて、第一回のテーマは

「5分30秒でわかる。満額融資のために知っておくべき3つの秘訣とは?」

です。

 

政策公庫のヒナ型をまねただけでは、満額の融資は出ないという真実

これから融資を受けようとお考えの方の中には、細かなテクニックなど
はともかくも、

「自分の頭の中にプランはあるけど、どうもうまく事業計画書にできない」

という方が多いのではないかと思います。

これはなぜかといえば

「あなたの頭の中にある計画が、作業レベルにまで落としこめていない」
ということに原因があります。

つまり、事業計画書にするには穴が多いということです。

皆さんも日本政策金融公庫の事業計画書のフォーマットはすでにご覧に
なっているとは思いますが、
「えっ、思っていたより簡単な内容じゃない?」
と思った人も多いのではないかと思います。

確かに、このフォーマットは比較的平易な文章で書かれており、また、
そこで問われている内容もさほど難しいものではありません。

なので、形だけこのフォーマットを埋めるのであれば、さほど苦労しな
くてもそれらしいことを書くことはできるのではないかと思います。

また、日本政策金融公庫がフォーマットと一緒に提供している、創業計
画書の記載例についてもさほど専門的な内容ではありません。

しかし、実はこれが「落とし穴」なのです。

もし、本当に500万円以上の融資を満額で得たいのならば、この計画では
「薄っぺらな内容」と言わざるを得ません。

なぜならこの計画には、

事業を開始するまでにどんな作業をして
どんな売り方をして
どうやってお客を集めるのか?

という実際に事業をする上で必要な根本的なことが書かれていないから
です。

これでは、

「何となく○○の事業をしてみたいけど、お金が足りないから貸して!」

といっているのと大差ありません。

なので、もし、あなたがこの程度の内容の事業計画書で融資を申し込ん
だとしても、よくて獲得できるのは希望額の60%程度だと思います。

これはあくまでも良くてという話なので、ケースによっては当然0%と
いうこともあり得ます。

実際、私のところに相談に来たお客様の中にも、この記載例を真に受け
て事業計画書をつくり、その結果、融資に失敗したという方がけっこう
いらっしゃいます。

ですから、本当に融資を受けたいのであれば、絶対こんな計画ではダ
メなんです。

ではどういう計画がよいかといえば、事業計画書の中で聞かれているこ
とにキチンと答えているのは当たり前として。

➀ これから行う事業について、あなたなりの創意や工夫が入っている。
➁ 開業までのスケジュールが明確になっている。
➂ 売上げを上げるための根拠が示されている。

というものが最低限の条件となります。

これを実際の事業計画書にあてはめて考えると、①については事業計画
書の書き物的な部分、➁と③は収支予測の部分ということになりますが
これらシッカリとできているからこそ、あなたの事業計画が生きたプラ
ンとして説得力を持つことになります。

なのでよく、格安で事業計画書の作成を請け負うところなどもあります
が、このようなところには注意してください。

こういうところは、あらかじめ業種ごとに用意した事業計画書のひな型
を使って計画を作っているからです。

このような計画では、どれもこれも同じような内容となってしまうだけ
でなく、本来、伝えなければならないあなたのオリジナリティや工夫と
いったものをほとんど表現できません。

したがって、このような計画は、金融機関に非常に嫌われます。

また、パワーポイントを使って事業計画書の作成をするところもありま
すが、これなども嫌われるのでやめた方がよいでしょう。

ちなみに私の場合には、「A4の紙で7~10P程度の資料を作る」こと
が普通です。

そして、その他にも身分証明や見積もり書などと言った資料をつけます
ので、出来上がりは結構な量のものとなります。

通常、事業計画書にはつぎのようなものを添付します。

・ 事業計画書の本体
・ 収支計画書
・ 身分証明書
・ 経歴書
・ 納税証明書  ※ 制度融資などで必要
・ 設備等の見積書
・ 法人登記簿謄本 ※ 法人の場合

ですので、あなたが作る事業計画書には先の3つの点がしっかりと反映
されていることが必要となります。

 

金融機関の評価を上げる!スケジュールのプラニングについて

事業計画書を作る上で、もう一つ重要なものがあるのですが、何かおわ
かりでしょうか?

それは、「開業までのスケジュール」です。

たいていの方が、なんとなくは自分の頭の中でスケジュールを考えては
いると思いますが、これが細部まで明確になっているのとそうではない
とでは事業計画書の仕上がりに大きな差を生じます。

飲食店をする場合の例でご説明します。

<事業開始までの作業スケジュール>

・「会社設立手続き完了」   2011年2月1日登記
・「法人設立届け」      2011年2月2日
・「テナント賃貸契約締結」  2011年2月3日
   ※ 同日に保証金の一部○○円と契約費用○○円を支払い。(自己資金から充当)
・「融資申請予定」      2011年2月5日
・「改装工事開始」      2011年2月15日
   ※ 同日に工事代金のうち○○円を支払い。(自己資金から充当)
・「保健所検査予定」     2011年3月15日
・「同上検査取得予定」    2011年3月22日
・「融資実行予定」      2011年3月30日
・「改装工事終了予定」    2011年4月5日
   ※ 同日に工事代金の残金○○円を支払い。(融資から充当予定)
・「物品購入予定」      2011年4月10日
   ※ 物品購入費として○○円を支払い。(融資から充当予定)
・「アルバイト訓練開始」 2011年4月12日(5日間)
・「オープン予定」      2011年4月20日

これはあるお客さんからヒアリングした内容にもとづいて作成したスケ
ジュールなのですが、実際にはこのくらいこまかく詰めたものが必要と
なります。

特に、飲食店のように工事が必要だったり、許認可が必要な事業の場合
にはなおさらです。

このように、先にスケジュールをシッカリとつめておき、これに沿った
事業計画を作ると「何ができていて、何が不足か?」いうことが明確に
なるだけでなく、これを提出することにより金融機関の評価も大幅に良
くすることができます。

なので、スケジュール表は満額融資を目指すためには、ぜひ作っておき
たい資料の一つとなります。

 

「売上げ」はどうやって証明する?

最期に、事業計画書の中で一番重要なのは何だと思いますか?

それは、「売上げ」です。

「売上げ」は、仕入れや人件費といった経費や、最後に残る利益の大元
となります。

当然、金融機関への返済もここから支払われることになります。

では、どうやって予定の「売上げ」が上がるということを証明できるの
でしょう?

あなたはこれからはじめて事業を行うのですから、実績は0という状態
です。

でも、そのままではあなたの計画を金融機関に信じてもらうことはでき
ません。

このような場合に、役に立つのが次のような方法です。

➀ 以前に勤務していたお店のデータを活用する。
➁ 政府や業界団体が作成したデータから算出する。
➂ フランチャイズに参加する場合には、既存店のデータを活用する。

➀については、以前に同様のお店に勤務していた人しか使えない方法で
すが、もしそのようなデータがあるのであれば、それは実際のお店の経
営にもとづいたものなので説得力はバッチリです。

とはいうものの、すでに何年も営業しているお店とこれから開業するあ
なたとでは、単純に比較することはできません。
また、立地やお店の規模が違うことなどについても、考慮しなければな
りません。

では、どうするかといえば、
「既存店の数字に掛け目をかけたもので試算する」
という方法が使えます。

仮に、以前のお店の売上げが100万円/月だとした場合、原価率や家賃
などに違いがあれば、それを修正した上で約6割などと推計すること
は可能です。

➁については、これら各種のデータを使うことにより

・ 自分の営業圏内にはどの程度の人口や乗降客数があるか?
・ その人たちの年齢や性別、昼間の人口と夜の人口はどのくらいか?
・ 自分の営業圏内に何件くらいの同業店があるか?

などということがわかります。

なので、これらのデータを活用すれば、自分が開業する地域にはどんな
属性の人たちがいて、競合はどのくらいいるのかといったデータから、
売上げの根拠を求めることが可能となります。

➂のフランチャイズのデータについては、もし、これを提供してもらう
ことが可能ならば、同規模の店舗の売上げを参考にすることができます。

これら➀~③で得られたデータはそれぞれに一長一短があるため、その
ままでは使えません。

なので、これを実際の事業計画に使うためには、いろいろと加工する必
要がありますが、これらをうまく組み合わせれば、「なんとなくの想定
で作った」ものよりも、はるかに真実味と具体性のあるオリジナルな
「売り上げの根拠」を作ることができます。

このような根拠にもとづいて作った計画は、金融機関からも非常に高く
評価されますので、満額融資の獲得のためには欠かすことができません。

もしあなたも、これから事業計画書をつくるのであればこの3つのポイン
トを常に考えておいてください。


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