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企業の運命を決める
「債務者区分の秘密」とは?
「格付け」の基本
融資を受けている企業は全て、金融検査マニュアルに定める方式により、その内容に応じて「債務者
区分」(融資先としてのランキングのようなもの)が決定されます。
これに対して「格付け」とは、各金融機関がこの「債務者区分」にもとづいて、独自の判定方法により、
対象企業の業績等を点数化し、さらに細かくランク付けしたものを言います。
一般的な金融機関では、基本的な格付けの方法として、まず、「定量的分析」を行い、いったん債務
者区分を判定した上で、その補足として「定性的分析」を行ってプラス要素があればさらに債務者区分
の見直しを行なっているようです。
「定量的分析」と「定正的分析」の違い
ここで「定量的分析」とは、企業の決算書にもとづき財務分析(安全性・成長性・収益性など)を行い、
その企業の財務内容に対して配点をしていくことをいいます。
また「定性的分析」とは、「定量的分析」で算出できない項目(業歴、経営者の能力、経営方針、資産、
市場動向など)について一定の基準に従い、配点を行うことをいいます。
しかし、「定量的分析」と「定性的分析」には、配点に大きな差があることから(およそ7:3~8:2程度)
定性的項目だけでの改善にはどうしても限界があり、格付けupを図るためには定量的項目について
の対策が最重要となります。
以上の流れを示すと次のようになります。
【 債務者区分 】 金融検査マニュアルによる
・普通先 ・要注意先 ・要管理先 ・破綻懸念先 ・実質破綻先 ・破綻先
↓ 企業の業績を点数化(スコアリング)
【 格 付 け 】 金融機関の独自の査定による
一次分析 「 定量的分析 」 ← 財務諸表の数値 全体での比率 70~80%
↓ 一時分析の結果を補足する
二次分析 「 定性的分析 」 ← 業歴、能力、資産等 全体での比率 30~20%
↓
最終的な格付けの決定
「定量的&定性的項目」の中身について
「定量的項目」
( 成長性 ) ・経常利益増加率 ・自己資本額 ・売上高
( 収益性 ) ・売上高経常利益率 ・総資本経常利益率
( 安全性 ) ・自己資本比率 ・ギアリング比率 ・固定比率 ・固定長期適合率
・流動比率
( 支払能力 ) ・債務償還年数 ・インタレストカバレッジレシオ ・キャッシュフロー
「定性的項目」
・業 暦 ・経営者、経営方針 ・市場動向 ・資産力 ・業界の評判 ・後継者の有無 等
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